補完され得ない謎

Last Updated：Sunday, 04-May-97 23:47 JST

「新世紀エヴァンゲリオン」ＴＶシリーズ全２６話の中で、番組内に提示された謎について明確な答えが出されたケースはかなり少ないといっていいだろう。
葛城ミサトが本編で問かけた「エヴァって何なの？」。これこそがその代表例ともいえるクエスチョンだろう。
「使徒」のもつ能力
ＡＴフィールドを展開させることもできるし、内蔵電源が切れても暴走を起こして従来のパワーをはるかに凌駕（りょうが）する力で動き回れる。そんな危険な存在ながら、パイロットの碇シンジが母親のイメージをダブらせることもままある、究極の汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン初号機。
本編の第２０・２１話でわずかに語られたその誕生の経緯は、しかしやはりこの機体の全容を照らし出すにはまだまだ情報不足なのだ。

残された謎

先に述べた以外に残された謎といえば、
「使徒はどこからやってくるのか？」
「エヴァのパイロットは全員１４歳なのはなぜか？」
「第８話のラストにでてくる胎児のようなアダムとネルフの関連は？」
「ゼーレの連中はなぜモノリス状になったのか？」
「加持は誰に殺されたのか？」
「カヲルがアダムとの接触を諦めたその訳は？」
などなど、重要なものから余り重要じゃないものまで数えあげたらきりがない。
ただこれらの謎にはいずれ答えの出る可能性がある。
１９９７年夏公開予定の劇場版新世紀エヴァンゲリオンでエヴァは完結すると庵野監督は言っているからである。
謎がまた謎を呼ぶからこそ「エヴァ」は面白いのかもしれない。

つづく

今後も充実した内容のページにしていくつもりでありますので、皆様の情報をお待ちしています。

特務機関ＮＥＲＶ技術開発部のページに戻る

本ホームページに使用した「新世紀エヴァンゲリオン」の画像は(株)ガイナックスにより
掲載許諾を受けたものです。配布や再掲載は禁止されています。